国道36号沿い、虎杖浜温泉に近い竹浦地区にある小さな蕎麦店。店主の山田公雄さんは脱サラして2013年に自身の店をオープン、できる限り北海道産、近隣のものを使い、手づくりにこだわっている。

蕎麦は黒松内産・摩周産の蕎麦を石臼で挽いた二八蕎麦で、田舎蕎麦と十割蕎麦も数量限定で提供。かえしには旭川「キッコーニホン」の白醤油、ダシには白老「竹田ファーム」の干しシイタケを使っている。「竹田ファーム」のシイタケは野菜と天ぷらにしたり、「マザーズ」の卵はだし巻き卵に、「白老ポロト豚」は肉蕎麦やカレー蕎麦に取り入れたり、と白老町の食材も大切にしている山田さん。自家菜園もあるので、採れたての野菜が天ぷらになることもある。とことん手づくり、とことん地元産で、地域の人に愛される一軒に。妻の久美子さんがつくる「手作りそばプリン」も珍しいと評判だ。