トゥレッポん
ウポポイPRキャラクター「トゥレッポん」
トゥレッポんって︖
トゥレプ(オオウバユリ)の年頃の⼥の⼦。
⼩さい頃は⼟の中で育って、年頃になったらイルプ(デンプン)になったり、さらに美味しいお料理に変⾝。
性格はのんびり屋さん。(成⻑スピードがゆっくりであることから。最後の年には茎が伸びて種をまく。)
名前の由来は︖
- turep (トゥレㇷ゚)
アイヌ語で「オオウバユリ」の意。オオウバユリは北海道、本州の中部以北の林内に⾃⽣するユリ科ウバユリ属の多年草。 - po (ポ)
アイヌ語で「⼩さいもの」というニュアンスを付け加える語。 - ん
キャラクターのイメージを踏まえ、結びに「ん」を付け加えることで呼びやすく可愛らしい⾳の響きに。
⼿に持ってるのはなに︖
トゥレプアカㇺ(オオウバユリの円盤)
トゥレプから作る保存食。お腹が空いている人に会ったらプレゼントすることも。
トゥレプの茎
とても長い茎で、お散歩の時には杖にもなる。丸いプップッ(果実)が茶色になると、シャラシャラと種が飛び出して仲間を増やす。
オオウバユリについて
種⼦から花を咲かせるようになるまでには10年近くかかるといわれるオオウバユリ。 毎年葉をつけては地下部分に養分を蓄えていき、条件がよければ数年後その蓄えられた養分をつかって花を咲かせ果実をつけます。
若い株とその年花を咲かせる株では葉のつき⽅が異なります。
トゥレプとは養分が蓄えられた地下の「鱗茎(りんけい)」と呼ばれる有用部分を指します。
トゥレプはシカやサケなどにならぶ貴重な食糧であり、でんぷんをとり、保存食としても蓄えられました。また、薬としても利用します。
採取時期や処理方法は地域により異なりますが、白老では6~7月頃に鱗茎を採取しでんぷんへ加工します。 繊維は発酵させてから干し、保存します。
〈参考〉
知⾥真志保. (1976). 知⾥真志保著作集分類アイヌ語辞典 植物編・動物編. 平凡社
村⽊美幸. (1996). ⽩⽼地⽅におけるオオウバユリの加⼯処理およびその利⽤法. (財). アイヌ⺠族博物館. アイヌ⺠族博物館研究報告. 5:27-38.
6月頃
地面から葉の柄を出す幼い株。
6月頃
地面から太い茎を伸ばしてから葉をつけ、1~1.5mにまで延び花をつける成熟した株。
7月頃
横向きに5~20個つき、長さ12cm、径は6cmほどある花。開花期間は約5日間。
8月頃
果実から種子は風により散布され、冬には地中の鱗茎も枯れるが、小さい鱗茎を残す場合もある。
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