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国立アイヌ民族博物館 第6回特別展示「 “アウタリオピッタ” アイヌ文学の近代 —バチラー八重子、違星北斗、森竹竹市 —」
- 公開日:
国立アイヌ民族博物館 令和5(2023)年度夏期事業のご案内
国立アイヌ民族博物館 第6回特別展示 「“アウタリオピッタ” アイヌ文学の近代 ― バチラー八重子、違星北斗、森竹竹市 ―」
アヌココㇿ アイヌ イコロマケンル 国立アイヌ民族博物館(館長:佐々木史郎、所在地:北海道白老町)では、「”アウタリオピッタ” アイヌ文学の近代 ―バチラー八重子、違星北斗、森竹竹市―」を2023年6月24日(土)~2023年8月20日(日)まで開催します。
知里幸恵の『アイヌ神謡集』(1923年刊)が出版されてから100年が経ち、その序文は、当時のアイヌ民族が置かれた状況を物語っています。その当時、生活の実態を歌や詩として発表したアイヌ民族が各地にいました。バチラー八重子は『若きウタリに』(1931年刊)を、違星北斗は没後に『コタン 違星北斗遺稿』(1930年刊)がまとめられ、森竹竹市は『若きアイヌの詩集 原始林』(1937年刊)を出版しています。彼らはアイヌの三大歌人と呼ばれます。八重子や竹市の日常を写した掛川源一郎の写真とともに、彼等が残したノートや民具等を展示資料として、当時のアイヌ民族による歌や詩などから、社会状況、歴史をふりかえります。
1.基本情報
(1)展覧会名称
日本語名称:「“アウタリオピッタ” アイヌ文学の近代 ―バチラー八重子、違星北斗、森竹竹市―」
英語 名称:autari opitta The Modern Age of Ainu Literature – Batchelor Yaeko, Iboshi Hokuto, and Moritake Takeichi
(2)展覧会概要
1920年代から出版されはじめたアイヌ民族が投稿する雑誌や著書、バチラー八重子(伊達:1884-1962)、違星北斗(余市:1901-1929)、森竹竹市(白老:1902-1976)らの直筆のノートや原稿など約110点。さらに、バチラー八重子が集めて立教小学校に納められた衣服など生活の道具や、森竹竹市が使用し、またアイヌ文化を説明する際に使った生活の道具など約40点を展示します。また、掛川源一郎(室蘭:1913-2007)が教職の傍ら写真家として撮影した多くの写真の中から、バチラー八重子や森竹竹市の他、北海道内各地で撮影した写真など約20点を展示します。
(3)会場
国立アイヌ民族博物館 特別展示室
(4)会期
2023年6月24日(土)~ 2023年8月20日(日)
- 新型コロナウイルス感染拡大状況によっては会期を変更する場合があります。
休館日:毎週月曜日
- 月曜日が祝日または休日の場合は翌日以降の平日が休館日になります。7月10日(月)、7月17日(月・祝)、8月14日(月)は開館。7月18日(火)は休館。
(5)主催・後援・協力
主催:国立アイヌ民族博物館
後援:公益社団法人北海道アイヌ協会
協力:旭川市博物館、違星北斗研究会、沖縄県立博物館・美術館、帯広市図書館、掛川源一郎写真委員会、釧路市中央図書館、市立小樽図書館、市立小樽文学館、仙台藩白老元陣屋資料館、知里幸恵 銀のしずく記念館、那覇市歴史博物館、日本聖公会北海道教区、北海道大学植物園・博物館、北海道大学附属図書館、北海道伊達市教育委員会、北海道博物館、北海道立図書館、北海道立文学館、盛岡市先人記念館、森竹竹市研究会、よいち水産博物館、余市町立大川小学校、立教小学校、立教大学図書館(五十音順)
(6)展示資料数
約170点
(7)観覧料
民族共生象徴空間(愛称「ウポポイ」)入場料(税込)
- 大人 1,200円(960円)/年間パスポート 2,000円
- 高校生 600円(480円)/年間パスポート 1,000円
- 中学生以下 無料
- 国立アイヌ民族博物館の入館料は、民族共生象徴空間(愛称「ウポポイ」)の入場料金に含まれます。
特別展示観覧料(税込)
- 大人 300円(240円)
- 高校生 200円(160円)
- 中学生以下 無料
民族共生象徴空間(愛称「ウポポイ」)入場料(税込)
- 大人 1,200円(960円)/ 年間パスポート 2,000円
- 高校生 600円(480円)/ 年間パスポート 1,000円
- 中学生以下 無料
- ( )は20名以上の団体料金。
- 障害者とその介護者各1名は無料です。
(8)テーマ展示ウェブサイトのURL
https://nam.go.jp/exhibition/floor2/special/bungaku2023/
2.展示構成等
以下の6つのテーマで構成。
プロローグ ウタリのために
第1章 バチラー八重子 ―ウタリへの慈しみ―
コラム 掛川源一郎のまなざし―
第2章 違星北斗 ―コタンを夢見て―
第3章 森竹竹市 ―ウタリと自身に捧げた人生―
エピローグ アイデンティティの行方
3.関連イベント
ギャラリートークなどの関連イベントを予定しています。詳細は博物館ウェブサイトをご覧ください。
【プレスリリース資料】国立アイヌ民族博物館 令和5(2023)年度夏期事業のご案内(PDFファイル752KB)
国立アイヌ民族博物館 内覧会のご案内
国立アイヌ民族博物館 第6回特別展示「”アウタリオピッタ” アイヌ文学の近代 ―バチラー八重子、違星北斗、森竹竹市―」の開催に先立ち、下記の通り特別展示内覧会を開催します。
開催日時
2023年6月23日(金) 13:30~15:30
会場
国立アイヌ民族博物館 特別展示室
受付
13:00~13:30 国立アイヌ民族博物館 通用口
【プレスリリース資料】国立アイヌ民族博物館 内覧会のご案内(PDFファイル444KB)
本件に関するお問い合わせ先
国立アイヌ民族博物館 事業課 広報担当
〒059-0902 北海道白老郡白老町若草町2-3-1
TEL: 0144-82-3914(ウポポイ代表)
E-mail: information[at]nam.go.jp ([at]を@に置き換えてメールをお送りください。)
内覧会FAX申込用紙