ウポポイトピックス

癒しの力を伝える旅「ジングルドレス・プロジェクト」

アメリカ合衆国の先住民族によるヒーリングダンスを披露します

ウポポイでは、5月30日に米国の先住民族ナバホの若手文化継承者2名をお招きし、疫病からの癒しを発端とする踊り「ジングルドレス・ダンス」を披露していただきます。

この事業は、米国の先住民族ナバホの写真家ユージーン・タパヘ氏が2020年に開始したもので、「文化による癒し(Art Heals): ジングルドレス・プロジェクト」という事業の一環として、踊り手2名が日本を訪れるものです。

「ジングルドレス・ダンス」は、米国の先住民族オジブエ族に由来する踊りで、20世紀初頭にスペイン風邪が流行した際、オジブエ族の男性が、踊りによる治癒の力を夢に見たことが始まりといわれています。このプロジェクトは、ジングルドレスの癒しの力を伝えるために旅をしながら各地を訪れ、写真作品や映像として発表されています。

新型コロナウイルスが流行する中開始された同プロジェクトは、2020年5月から現在までの間に、ニューヨークのセントラルパークやイエローストーン国立公園など、アメリカを代表する場所を含む全米25か所以上を訪れています。

今回、オリジナル・メンバーであるエリン・タパへ氏とディオン・タパヘ氏の両名が、2023年5月に韓国と日本を訪れることになり、5月30日(火)には日本の先住民族アイヌと米国の先住民族の交流の機会として、日本で初めて、ウポポイで踊りが披露されることとなりました。

日時

5月30日(火)
(1)10:45~11:00 (2)14:00~14:30

会場

(1)伝統的コタン コタン前広場
(2)チキサニ広場

内容

プロジェクト紹介(逐次通訳)、踊りの実演

料金

無料(ウポポイ入園料に含む)

  • 時間・場所は変更になる可能性があります
  • 雨天の場合は、伝統的コタンのポロ チセ内(定員40名)で、10:45と13:45にそれぞれ開催します

プロフィール

Eugene Tapahe ユージーン・タパへ

米国の先住民族であるナバホ族のデザイナー・アーティスト・写真家であり、南西部の風景や人々を撮影している。彼は、祖母、家族、文化からインスピレーションを受け、祖先の存在を感じながら全米各地で撮影をしている。「ジングルドレス・プロジェクト」はタパヘ氏の最も新しいプロジェクトで、伝承にある通り4人の女性と共に各地でダンスによる癒しの力を広げ、写真作品等として発表した。

Erin Tapahe エリン・タパヘ
Dion Tapahe ディオン・タパヘ

父親であるユージーン・タパヘ氏と共に「ジングルドレス・プロジェクト」に当初から参加し、全米をツアー。2023年に韓国と日本へ旅し、同プロジェクトを世界へ広げている。

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