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“ウアイヌコㇿ会議”1月11日に初開催【開催レポート】
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全国14校の高校生が「共生社会」について熱論しました
公益財団法人アイヌ民族文化財団(札幌市中央区:常本照樹理事長)が運営するウポポイ(民族共生象徴空間)は、「ウポポイ誘客促進戦略」(令和6年3月国土交通省北海道局)に基づいて、全国から14校の高校生が参加し「共生社会」について考える第1回“ウアイヌコㇿ会議”を2025年1月11日(土)に初開催しました。ウアイヌコㇿ会議の様子はウポポイ公式YouTubeでダイジェスト版をご覧いただけます。
- ウアイヌコㇿのㇿは下付き小文字
全国から集った高校生はウアイヌコㇿ会議の当日だけではなく、前日までの事前学習や翌日のエクスカーション、事後学習を通して交流や議論を行いました。「道外の高校生や全国の企業と、共生についての様々な意見交換をすることができて、自分自身で発信する力がついた(道内高校生)」「今回学んだことを同世代だけでなく、親世代へ向けての発信をすることで、世代を超えて共生社会について考えていきたい。(道外高校生)」といった感想が寄せられました。
ウポポイでは、今後も様々な取り組みを通じて、若い世代の創造性豊かな学びの場を提供・支援してまいります。
「ウアイヌコㇿ会議」とは
「ウポポイ探究学習プログラム」を受講した道内の高校生と全国の高校生が、多様な価値観を認め合い生き生きと暮らせる社会を実現するためにウポポイと道内外の企業の取り組みを参考に議論し、それぞれの役割について考えます。「ウアイヌコㇿ」とはアイヌ語で「尊敬し合う」を意味します。
【開催日程】2025年1月10日(金)から1月12日(日)
【参加校】14校78名(道内:5校35名、道外:9校43名)
【参画企業】カンタス航空、日産自動車株式会社、他1社
▼ウアイヌコㇿ会議/探究学習プログラム 動画(ウポポイ公式YouTube)
▼ウアイヌコㇿ会議 開催告知(PR TIMES)
◆道内高校生が道外高校生をアテンド、アイヌ文化やウポポイを紹介
会議前日の1月10日(金)には、ウポポイ内でウポポイ探究学習プログラム※を実施。「伝統芸能上演」と「文化解説プログラム ウパㇱクマ」に道内外の高校生が一緒に参加した後、特別プログラムとして、アイヌ文化とウポポイについて道内高校生が自らの言葉で道外高校生を案内し、事前学習の成果を発揮しました。
- ウポポイ探究学習プログラム:ウポポイで働く職員や登別・洞爺エリアの地元の方との交流を中心に、アイヌ民族の多様な歴史や文化に触れ、自然環境や火山、温泉、観光、地域産業などを知ることにより、「共生社会」を実現させるために必要なことを参加者一人一人が考えるプログラムです。実施主体:公益財団法人アイヌ民族文化財団 https://ainu-upopoy.jp/education/summary/#inquiry-based-learning



◆お互いを知り、交流を深める
1月10日(金)夜に宿泊地(登別市)で行われた 交流会では、各学校や住んでいる町の紹介をしたほか、共生社会について考えたことについてグループディスカッションを行いました。また、オーストラリア先住民族の文化紹介や体験も行いました。



◆白熱の議論、創造の時間。高校生が自ら考え発信する、ウアイヌコㇿ会議が始まる。
1月11日(土)のウアイヌコㇿ会議では、ウポポイ内の体験交流ホールで「北海道の高校生が考える共生社会」と題したシンポジウムを開催。5名の道内高校生が事前学習を経てまとめた、共生社会のために自分たちができることを自らの言葉で発表しました。「まずは自分の行動を変えていきたい」など、今後の意気込みがうかがえました。

続き、「先住民族との共生」と題する講演にて、オーストラリアから参加のWillie Enoch TranbyさんとPreston Victor Nami Akibaさん(レインフォレステーション・ネイチャーパーク所属)には先住民族の視点から、またハワイから参加のReiko Tokushige Rogersさん(北海道応援団会議スマイルアンバサダー (道庁任命) 、「マラマ・ハワイ・北海道」 代表)は日本からハワイに移住した視点から、海外における先住民族の共生事例を紹介。現在の状況や取組を伝え、異なる世代・文化の方が互いに分かり合うために大切にしていることについて、参加する高校生たちへ共有してくださいました。
その後、ウポポイ内の体験学習館に場所を移し、高校生は3班に分かれ、道内外の参画企業3社の分科会に参加。企業による共生社会実現に向けた基調講演の後、提示されたテーマに沿って高校生がディスカッションし、新たな企画提案を考え発表しました。体験交流ホールに戻り、3つの分科会からそれぞれの代表が全体に向けて発表を行いました。


◆チーム力を高めるエクスカーション
会議翌日の1月12日(日)に行われたエクスカーションでは、北海道ボールパークFビレッジ内にある農業学習施設 KUBOTA AGRI FRONTを訪問し、チームで農業経営に取り組むシミュレーションゲーム「AGRI QUEST(アグリ クエスト)」を体験し、その後ウィンタースポーツにチャレンジする中で参加者の結束やチーム力を高めました。



◆開催を終えて(参加高校生や教員のコメント)
◆学びを最大化する、開催前後の取り組み
ウアイヌコㇿ会議に参加する道内の高校生向けオンライン事前学習を2024年9月から開始。11月9日(土)には「ウポポイ探究学習プログラム」の探究学習ブックに沿って道内の高校生のウポポイ現地研修を実施し、道外校をアテンドするホスト校として準備を進めました。また、会議開催までの間、道内・道外の高校生はオンラインによる事前学習を行いました。
事後学習では、ウアイヌコㇿ会議の振り返りと、ウポポイ、北海道の高校生、海外先住民族、企業それぞれの立場でどのように共生社会実現のために取り組みを行っていたのか、各学校で意見交換をしました。


